代表理事の挨拶
MESSAGE
ごあいさつ
代表理事挨拶
未来社会を担う子供たちにセンサリープレイを広く体験できる環境を提供することを念頭に弊協会を設立して約6ヶ月が経過しました。この間、スタートしましたセンサリープレイのための体系的な講座を受講された、センサリープレイ教室を自ら携わりたいという希望にもえる第1期生の方々が、いよいよ11月で修了されます。約7ヶ月もの長丁場ではありましたが、受講生の方は熱心に学ばれ、また講座が充実した内容であったとの感想も受講生の方からいただいています。第1期生の方は、今、センサリープレイ認定講師の資格試験合格を目指して勉学に勤しんでおられます。
講座が長丁場になった理由は、センサリープレイが持つ幾つかの理由があります。センサリープレイは様々な玩具などを使用する感覚遊びですが、たとえ同じ玩具を子供たちに与えても、同じ効果が得られるというものではありません。子供たちがどの様に五感を使って遊びつつ“学ぶ”ことができるかを、指導する人は、様々な知識に加えて、子供たちの行動や思考、興味といったものを織り込みつつ、自らの発想力と創造力を養うことで、遊びの中に“学ぶ”ための仕掛けを織り込む必要があるからです。これ等をトータルで学ぶには相応の座学と実践を積む必要があります。受講された第1期生の方は、資格取得後、センサリープレイ教室を、自信を持って開くことができることと思います。センサリープレイ認定講師達が開くセンサリープレイ教室に皆さんのご支援をいただければ幸いです。
この12月からは、いよいよ第2期生を募集いたします。講座期間は事務効率を向上させたことで、これまでよりも1ヶ月短くなるものの、内容の充実度はこれまでと全く変わりません。センサリープレイを子供たちに提供することで、自らも生きがいを持って事業を行いたいとお考えの方は、是非弊協会の講座を受講していただければと思います。
協会設立以来、保育園、幼稚園等の教育機関の方々から様々なお問い合わせをいただくようになりました。その背景にあるのは、センサリープレイという知育遊びが近年保護者の方々に知れるところとなり、センサリープレイを取り入れておられる保育園等に自分の子どもを入園させたいと希望される方が多くなっていることが挙げられます。弊協会としましては、非常に嬉しい事実であると思う半面、それぞれの保育園等で正しいセンサリープレイがなされているのだろうか不安です。先に述べましたように、センサリープレイは玩具等を集めれば出来るというものではありません。スキルを備えていない人によるセンサリープレイは、備えた人のそれと比べ、子供たちに与える効果の点で大きな違いが生まれ、保護者の方々の期待に応えることはなかなか難しいのではないかと想像しています。弊協会では、センサリープレイ認定講師という資格試験に合格した方に、保育園等の教育機関に派遣することも行っています。保護者の方々の期待に応えるためにも、是非ご活用いただければと思います。
未来を担う子供たちにセンサリープレイを通じて、様々な体験の機会を提供するためには、センサリープレイに関連する玩具等を扱っておられる事業者の方、教育プロセスの中にセンサリープレイを導入したいとお考えの保育園等の教育機関の方々のご理解とご協力は不可欠です。
今後とも一層のご指導ご鞭撻とご支援を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。
皆様のご支援を心からお願い申し上げます。
一般社団法人 センサリープレイ協会
代表理事 中山 正一郎